第90回中国語検定1級–結果報告

大家好!

11月27日に福島大学で中国語検定1級を受検しました。
本来、試験会場は福島駅の徒歩圏内でしたが、11月22日明け方に発生した地震の影響で、会場が急遽福島大学に変更。
1級受検者は私だけだったので、30人教室に一人で受検してきました。

※以下、テストの内容に触れています。過去問を自力で解いてみたい!という方は、以下を見る前に、中検公式サイト(クリックすると、新規タブでリンクを開きます)で過去問を確認してみてください。

その話に入る前に、中国語検定に対する私の考え方をお話ししておきたいと思います。

中検に限らず、「試験」「資格」というものは、語学力向上ための「目的」ではなく「手段」であるべきだ、というのが私の考え方です。
言語学習においては、とかく「目的」を見失いがちです。結果、モチベーションが低下し、進歩できない、何も得られない、という結果に陥ります。
それを回避する「手段」として、「試験」「資格」をまず「目標」におき、語学力向上を図る、という訳です。

さらに言うと、「語学力向上」自体も、「目的」ではありえず、本来は「手段」であるべきです。
その「目的」は、例えば「中国人との交流」であったり、「仕事で活かす」であったり、「自由に中国旅行をする」であったり…。
ただ、そういう「目的」は往々にして見失われたり、そもそも語学力向上が最終目的になってしまったりすることが多々あります。(かくいう私もその一人です。)
「試験」「資格」は、そんな迷える言語学習者の一本の「わら」となる、というのが私の考え方です。

さて、前置きが長くなりましたが、昨日(2016年12月19日)、その結果が届きました。
※合否自体は、12月15日にサイト上で発表されておりましたが、昨日、ハガキが届き点数や平均点を含めた結果が判明しました。


結果

c1_result

見て分かる通り、合否は『不合格』でした。以下で、今回の結果を分析したいと思います。

リスニング

100点満点中68点!合格ラインは85点ですから、17点も足りません。

まずは、選択肢問題。
1問目は、エボラ出血熱について。
2問目は、芸術について。

1問目は、内容も理解でき、選択肢も分かって、全問正解だと思っていましたが、なんと2問も不正解。
2問目は、2番目の選択肢が微妙だと思っていましたが、それを含めやはり計2問不正解。

選択肢問題だけで、計4問不正解。-20点。この時点で、ディクテーションが満点でも不合格。やらかしてしまいました…。

過去問を数年分解きましたが、選択肢問題はそれなりに正解できていました。
今回も、正直そんなに難しいとは思わなかったのですが…。
冷静に振り返ると、本文の聞き取りより、質問、および選択肢の聞き取りの時、集中力が足りなかった、ということなのかなあ、と思います。

そして、ディクテーション。内容は、項羽と劉邦についてでした。

こちらは、50点中38点。76%でした。

過去問では、「ここ何言ってるのか分からない!」「漢字が書けない!」というところは、意外とディクテーションの対象になっていないことが多かったのですが、今回は、ばっちり分からないところをディクテーションさせられました。

受検して分かりましたが、ディクテーション問題は減点法ですね。
私はおそらく、12か所間違えた、ということだと思います。
だいたい自分の想定通りです。

色々言い訳を書きましたが、リスニングは私の最大の弱点です。

引き続き、大量の中国語音声に触れ、シャドーイングをしたり、ノートテイクしたりしながら、レベルアップしていくほかありません。

リーディング

100点満点中88点。こちらは合格ラインに達していました。
今回の問題は、私の好みに合っていたなあ、というのが正直な感想です。

1問目は、読解。
これは通常はやたら難しい言い回しを使った文章が出てくるのですが、今回は、なんと「アイスバケツチャレンジ」について。時事ネタでした。
これまでも時事ネタはありましたが、今回の文章は故事がほとんど登場せず、問題を含め平易だったと思います。
無事、全問正解できました。読解は、いつもそれなりに点数が取れるので、期待どおりでした。

2問目は、空欄補充。
10問中3問不正解でした。
何よりも、中検1級、準1級頻出熟語である“捅娄子”を間違えたのが悔しい!

3問目は、言い換え問題。
全問正解でした。
ただ、“打牙祭”は聞いたことなかったので、あてずっぽうでした。“望尘莫及”は、頻出成語ですね。

4問目は、中文和訳。
24点中22点でした。
和訳に影響があるような難しい(知らない)単語が含まれていなかったのが幸いし、高得点でした。
これは自信があったので、逆にどこで2点ひかれたのか、聞きたいくらいです。

5問目は、和文中訳。2015年までは、3つの文章の中訳でしたが、今回は2つに減りました。
20点中16点。80%ですね。

問題用紙に、私の書いた中訳が残っていたので、参考に晒しておきます。
非常にレベルの低い中訳で、自分でもがっかりしますが…。
ただ、このレベルでも8割取れるということです。皆さんのご参考になれば幸甚です。

ある人は言う。「木は立っている人で,人は歩ける木だ」と。我々のこの地球では,木と人は共に風雨を経験し,暑さ寒さを悟り,共に命を体験する。千年を経た古木は,人にものごとを冷静に観察することを知らしめ,じっくり考えることを学ばせる。

有人云:“树是站着的人,人是会走路的树。”在我们的这个地球上,树和人共度风雨,感悟酷暑和寒冷,一起经历其生命。经过一千年的古树让人们知道冷静观察的重要性,让人们学习熟虑深思。

“熟虑深思”は、正しくは“深思熟虑”ですね。意味は通じると思いますが…。

人型ロボットを多くの日本人は抵抗なく受け入れるが,偶像崇拝を禁ずるイスラム諸国はもとより,キリスト教を信仰する欧米人の中にも神の禁忌に抵触しかねないとの理由から否定する者がいる。彼らにとって,人型ロボットは,「フランケンシュタイン」を連想させるのである。

大多数的日本人毫无抗拒的接受人型机器人。但是且不谈禁止崇拜偶像的伊斯兰教徒,在信仰基督教的欧美人里面也有否定机器人的,因为它触犯着天帝的忌讳。对他们来讲,人型机器人让他们联想起“西方的僵尸”。

「フランケンシュタイン」は“科学怪人”、“弗兰肯斯坦”というそうです。私の訳“西方的僵尸”では、せいぜい「ゾンビ」ですね…。

★当然のことながら、私の訳は誤り等を多分に含んでいると思われますので、参考回答は、中検公式サイト(クリックすると、新規タブでリンクを開きます)をご参照ください。

総括

平均点を見ても、今回のリーディングは私の感覚だけではなく、比較的平易だったことが分かります。それだけに、リスニング、しかも選択肢問題で落としたのは非常に痛かったです。

ただ、この1年間はどちらかというとリーディングに力を入れていたことも事実。
リスニング力が低下している(そもそも低いですが)ことが今回敗北した最大の要因であると捉え、来年リベンジを果たすべく、引き続き1級合格、そして中国語の総合力アップのために精進を続けたいと思います。

謝謝! 

広告

第90回中国語検定1級–結果報告」への2件のフィードバック

  1. 一人だけなんて、VIP受験だったねー。
    お茶くらい出せって感じだねー。

    ずっと前に東京で受験したときもそんなに多くはなかったですね。
    20人くらいだったかなー。

    いいね

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中